逆転の発想!お弁当、汁が漏れるならもう一度吸ってあげよう!
家族のために朝早く起きてお弁当を作っている主婦の方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、せっかく作ったのに不満が出てきてしまうと気持ちが萎えてしまうものですよね。特によく聞く不満が汁漏れで、楽しみなはずのお弁当が汁でべたべたになってしまい、最悪の場合にはお弁当を入れていたカバンにまで被害が及ぶことも考えられます。
何とかして防ぎたいものですが、中々有効な対策を立てることができず、未だに苦しまされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
よく聞くのがサランラップなどでお弁当箱をぐるぐる巻きにする方法ですが、これですととても手間がかかってしまいますし、べたべたのラップをはがすのはとても気持ちの悪い作業ですよね。特にお弁当を持つのが子供の場合、何も考えずにカバンをぶんぶん振り回しますから、サランラップの防波堤も容易く突破されてしまうでしょう。
そんな難攻不落の汁漏れですが、逆転の発想である一工夫をするだけで、状況が劇的に改善する裏技が存在するのです。今回はその方法をざっくりとまとめて紹介しますので、日々のお弁当づくりの参考にしていただければ幸いです。
漏れたら吸えばいい!
汁と真正面から対抗してしまうから失敗してしまうのです。ですので、逆転の発想で、出てきた汁をまた吸いこんであげれば、漏れる汁はどこにもなくなる、という考え方をしてみました。汁があるから漏れるわけですから、汁自体を無くしてあげればいいのですね。
今回はイメージモデルとして、フランスの「皿をパンでぬぐう」文化を意識して考えてみました。確かに漏れてしまうので厄介な汁ですが、漏れさえしなければ貴重な料理の一要素です。せっかくですから、パン等で吸収して、新しくもう一品増やしてしまうくらいの気持ちで臨んでみましょう。
汁と吸収する素材の相性によってはとても美味しい物が出来上がるので、むしろそっちの方がメインの料理となってしまうこともあるかもしれませんね。
お勧め吸収素材と、おかずの組み合わせ
食パン
多くの家庭に置いてありますし、その平たさからおかずの下に敷くのに適した素材と言えるでしょう。また、パンは何かをプラスアルファして食べることが多い食品なので、大体の食品とマッチするのも特筆点です。
ですので特に何も考えずに組み合わせてもいいのですが、筆者としてはスクランブルエッグや焼きそばなどといった、普段食パンと組み合わせることの多いおかずがお勧めです。
クラッカー
クラッカーは意外にも吸水性がとても高く、また、何かを組み合わせて食べることの多い食品ですので、食パンと同様に万能な吸収素材として採用することができるでしょう。むしろこれをメインに考えてお弁当を考えるのもありかもしれませんね。
食パン以上に薄いので、下に敷きやすいのも大きなメリットです。これまた何にでも相性の良い素材ですが、洋風のおかずと組み合わせるととても美味しくいただけるでしょう。
最終兵器!和食にお勧めの吸収素材!
ふえるわかめ
和食で、かつ煮物等のどれだけ汁切りをしても汁が出てきてしまう物の場合にお勧めです。その驚異的な吸水性で、圧倒的に汁を吸収してくれるでしょう。吸収しきってくれれば、美味しいわかめとして頂くことができます。
注意点としては、汁が少ないとわかめが戻りきってくれないことに気をつけましょう。汁は漏れませんが、乾燥したままのわかめは美味しくありません。最終兵器として扱うと良いでしょう。
今回はお弁当の汁漏れ対策についてざっくりとまとめてきましたが、いかがでしたか。せっかく頑張って早起きするのですから、家族には気持ちよくお弁当を頂いてほしいですよね。
今回のように、たった少しの工夫で問題を解決できることもありますから、真正面から問題に挑むのではなく、逆転の発想でかしこく対策を立てられると良いですね。ぜひ皆さんも一度お試しください。